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自費出版・・・書籍少部数発行システムとは?

■ 「書籍少部数発行システム」とは

従来より出版物や博士論文の作成、情報の開示の作成および流通については、下記のような不便さや問題点がありました。

【自費出版の場合】
  • 出版に費用がかかりすぎる。
    • 折角ワープロ入力しているにも関わらず入力データーが活かされない。
    • 刷り部数が600部、1000部といった大量の部数になって、費用がかさむ。
    • 費用の負担のほかに販売引き受け部数などを言われる場合がある。
  • 流通にコストと時間がかかる。
    • 中間流通卸店、書店経由の販売であるため発行部数を多く取らなければならない。
    • 流通コストがかかってしまう。
【博士論文作成の場合】
  • 論文作成に時間と費用が掛かりすぎる。
    • 論文の性格上訂正、変更が多い。
    • 数式、表、図などが多い。
    • 少数部数の印刷・製本であるため単価が高くつく。

  • 作成された論文はこ同分野の研究者にとって貴重なデータや意見が含まれる可能性があるにも関らず極めて限定された関係者のみ目が触れるところである。

このような現状から、TICでは、これまでに月刊誌や単行本の発行で培ってきた電子出版システムを応用した「書籍少部数発行システム」を開発しました。

このシステムには、少部数自費出版をお考えの方に向いた「自費出版システム」と、博士論文の作成発表に最適な「博士論文作成発表システム」の2タイプがあります。
■ システムの特徴

[行程イメージ]



●TEXによる電子組み版システム
TEXはワープロに比べ正確な数式表現や綺麗な文字配置ができるなど優れた点を多く持つソフトで、世界中のほとんどのコンピュータで動作・表示できます。

海外では以前から論文をTEXで仕上げソースファイルを送り、教室ごとのスタイルで論文集を作成することが行なわれており、日本の一部の学会や、教室でTEXでの論文作成が行なわれております。また、国内でも教科書や専門誌などの出版にTEXが使われていることはご承知のとおりです。

●オンデマンドプリング
TEXデータから直接印刷、製本することよって早く綺麗に仕上がります。また、多品種少量に向いたシステムですので少数部数を安価に出来ます。

●CD-ROM版(CD-R)の作成
PDFファイルに仕上げていますのでリンク、検索が可能なファイルとしてCD-ROMで供給でき、計算機上での作業に適した形で供給することが出来ます。また、メディアもコンパクトで安価であり手軽で流通に便利です。

●ホームページでの開示、内容の取得
TIC「電子化博士論文集」としてジャンルごとに分けてTICホームページに所蔵しホームページから検索閲覧、ダウンロードが可能です。また、注文に応じて印刷製本した論文をデリバリも可能です。また、英文概要、キーワードなど海外にも開かれたホームページ作りで本の国際的な展開が可能です。

自費出版の場合は本と図書コード管理センターにも登録しますので、取次ぎ、書店配布も可能です。



入稿から出版までの詳細はこちらをご覧ください。